元日、こどもたちの書初めを見届け、いざ私も今年の抱負を書こうと思っていたら大きな揺れがきてそれどころではなくなった。
昨年(令和五年)の私の書初めは「覚悟」と書いていた。時代の変化、制度の変化、ウイルス、キャッシュレス、資材高騰など、商いをさせてもらっている立場としては、年々安定とは程遠く、常に変化への対応が求められる状況が続く昨今。その都度心を揺さぶれていたらとてももたないと思い「競争しないこと」と「何が起きても変じゃない」という危機や死も含めた覚悟を決めることにしておいたのだ。
覚悟を決めるにあたり、昨年のうちに備えをしっかりしておいた。家族4人がしばらく生き延びられる分の非常持出袋の新調と一週間分の水と食料の備蓄。これが、今回の地震において大いに心の支えとなっている。もはやお守り。備えあれば憂いなし。覚悟決まっときゃ、あと平常心。
ということで、今年も引き続き「覚悟」という書き初めを使いまわしたいと思います。覚悟はいくらあってもいいですからね。
商いに関しては、
感謝を忘れず、
欲張らず、
淡々とお客様のご要望にお応えできるように努力を怠らず、
一喜一憂せず、
初心を忘れず、
一枚一枚の張り替えに心を込めてまいりたいと思います。
令和六年も何卒よろしくお願いいたします。